予防歯科とはその名前の通り、むし歯などになってから治療するのではなく、ならないよう予防を大切にすることです。予防歯科は歯科医院などでのケアだけでなく、毎日のセルフケアが大切です。
むし歯になってからの治療は嫌なもの。
ならないよう予防を心がけましょう。
キシリトールは、白樺や樫などの樹木を使ってできた、むし歯の原因になる酸をつくらない天然素材の甘味料です。
厚労省により許可されており、患者さん個人でできるむし歯予防です。
食べ物を食べると、歯の表面や隙間に残った糖をむし歯菌が摂取し、酸をつくります。
酸によって、歯の表面のエナメル質が溶かされ、むし歯になります。
むし歯がキシリトールを食べても、発酵できないので酸をつくれません。
そのうちむし歯菌も弱ってきます。歯も嬉しい!
1日3回毎食後 | ガムの味がなくなっても5~10分間かみ続ける。 口腔内に長時間ないと効果なし。 |
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ブラッシング前 | ガムを噛まなくなると元に戻るので注意が必要。 |
デンタルフロスとは、歯ブラシでは届かない狭い歯間を清掃できる、糸状の清掃用具です。歯ブラシによるブラッシングでは、歯間や歯周ポケット(歯と歯肉の間の溝)までブラシが行き届かず、プラーク(歯垢)を取り残してしまいます。
プラークをそのままにしておくと、むし歯や歯周病の原因に。歯や歯肉を健康に保つためには、毎日のブラッシングとあわせて、デンタルフロスによる歯間のケアが大切です。
プラークは放っておくと、固まって歯石になり取りづらくなります。
そうなる前に、1日1回フロスでプラークを取ってしまいましょう。
起きているときは、唾液が出てプラークがたまるのを防いでいます。
寝ている時にプラークがつきやすくなるので、夜寝る前にフロスを使うのが効果的です。
汚れがたまっていると、フロスが入れにくくなります。
毎日使うことでフロスも楽に入ります。歯みがきと同じように習慣にしましょう。